昨年生まれの稚魚から2匹だけ見つけて、別容器で育てて無事に屋外越冬したアルビノメダカ。おとなしい性格のこの子たちをご紹介します。はじめましての方もまた来てくれた方もようこそ!けちろうです♪
アルビノ白ヒカリメダカって?
このメダカは、「ムーンライト」と「銀世界」という名前で売られていた、ヒカリ体形メダカの掛け合わせから生まれた子の2代目です。
「ムーンライト×銀世界のF1」 × 「ムーンライト×銀世界のF1」ということになります。この場合、「ムーンライト×銀世界のF2」といえるのでしょうか?ちょっと不勉強でわかりません(汗)
いずれの親も白ヒカリメダカであり、背中にうっすらと控えめな体外光をまとっているのがムーンライト。一方、銀世界はもっとベタっとした体外光でした(この銀世界はすべて☆になってしまいました…)。同じ体外光ですが特徴が異なり、かつミユキメダカのそれともちょっと違うので、その掛け合わせがどうなるかやってみたんです。
結果としては、ムーンライトの特徴が強くでているのが現状です。その稚魚のなかに、アルビノを発見して隔離し、順調に大きくなって屋外越冬にも成功しました。臆病で飼育が難しいとされるアルビノですが、きちんと知識をもって手をかけてやれば、ちゃんと応えてくれるんですね♪
アルビノメダカの特徴と飼育のコツ
アルビノメダカとは、遺伝的に色素が欠乏していることにより、体が白く透けて見え、赤っぽい目をしているのが特徴です。自然界では他の生き物でも稀に生まれてきますが、アルビノは劣性遺伝であり体色が目立つこともあり、自然淘汰されてしまいます。見た目が神秘的なこのメダカを、うまく育成・飼育できればいいですよね。
飼育するうえで理解しておくべきことを挙げてみます。
- メラニン色素が欠乏しているので日焼けに弱い。
- 視力が弱いため、エサ取りや繁殖が苦手。
- 急激な水質・水温の変化に弱い。
なんだか、弱い弱いメダカということになってしまいますね~。実際、アルビノは稚魚の死亡率が非常に高く、育成には手間がかかると言えます。ただし、いったん育ってしまえば普通のメダカと同じようにそこそこ丈夫になり、屋外越冬も可能です。
上記を踏まえた具体的な育成のコツですが、
- 直射日光の当たる場所は避け、日陰で飼育しましょう。室内飼育での蛍光灯やLED照明は大丈夫です。
- 混泳をさせない。特に稚魚のときは、エサが摂れなくてすぐに☆になる。あるいは体格差が生じていじめられて☆になる。同じアルビノやダルマであれば問題なしです。
- 稚魚の時は、別容器に隔離する場合、なるべく表面積の広い容器を使う。目が悪いため、稚魚同士がぶつかって傷ができることで☆になるわけです。
- 餌やりはこまめに、少量ずつ。食べ残しが発生しやすく水質を悪くするからです。特に稚魚のときはほとんど視力がないと思われ、口元にエサがないと食べられないようです。
上見でも1枚撮ってみました。うっすらと白い斑を散らした白メダカのボディ。背中には、別の表現で体外光がほんのり光っています。この、控えめな美しさをもつアルビノ白ヒカリメダカ、塁代して体外光の表現をもっと進めてみようと思います。
コメント