メダカの平均的な寿命は1年~2年と言われています。しかし、僕が長年飼育してきた中では、3年以上生き続けて、気づいたらメダカというには大きすぎるほど育った個体もいました。
実際、4~5年生きる例もあるようですよ。
弱肉強食の自然界において、メダカはか弱い存在。野生メダカが黒メダカとも呼ばれているのは、少しでも外敵から身を隠すための保護色であり、ヒメダカや白メダカのような目立つ体色では、ほどなく捕食されて生存は難しいでしょう。
一方、自宅で人為的に保護された環境なら、昨今のバラエティ豊かな改良メダカを存分に飼育することが可能です。しかも、海水魚や熱帯魚とは違い、手間やコストの掛かる飼育装置やメンテナンスが不要です。
もちろん、飼育スタイルや目的によっては手間ヒマ掛けるものですが、初心者の方がやってみるのには、メダカという生き物は最適だと思います。まずは1年、簡単な飼育セオリーだけ押さえて飼育と繁殖の愉しさを実感されてみてはいかがでしょうか。
特に、幹之メダカや楊貴妃などの改良メダカは、1年目よりも2年目のほうがその表現が豊かになる傾向があります。1ミリほどの小さな卵が、日本の四季を通して数センチの親メダカに育ち、次第に品種ごとの多種多様なすばらしい表現に魅せられるようになれば…あなたはもう立派なメダカ愛好家の仲間入りですね!
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