メダカの繁殖シーズンは、一般に春から秋。室内で加温飼育するなら別ですが、四季のある日本では、気温の上昇とともに安定した高水温帯を維持する季節に、大切なメダカたちをうまく増やしてゆきたいですよね。素人ながらあれこれ試した結果、メダカの稚魚用餌としてたどりついた結論があります!はじめましての方もまた来てくれた方もようこそ!けちろうです♪
現時点での我が家の結論。メダカの稚魚の餌はこれで決まり!その名はハイ-グロウ
いきなり結論、我が家の稚魚用餌はこれで決定!
メダカ飼育はもう15年近く続けておりますが、改良メダカを複数種、品種別に同時並行で育てるようになったのはここ数年であります。いまでは庭の置き場に困る状態で、数十個の大小メダカ容器が並んでいるのですが、僕の場合は所詮素人。勤め人でもあり、プロのブリーダーのような作業時間や環境があるわけでもなし。
そうなると、メダカの稚魚用餌に求める要素は、優先順位をつける必要があります。
- 効果
- 効率
- 使い勝手
この3つを優先事項として、ニチドウ ハイ-グロウを我が家のベスト稚魚餌に認定しております。順にその理由を述べますが、その前に。
メダカ飼育で一番の難関は孵化から最初の2週間
世にあるいろんなメダカブログで、よく言われていますよね。
「最初の2週間がとにかく大事!」
メダカ飼育と繁殖を始めたばかりの方が、最初に悩むのは稚魚が生まれた後かなと思います。お悩みの内容として多いのは、
- 餌はいつから、何を、どんな頻度で与えればよいのか?
- 餌を与えても、食べている様子がない
- いつのまにか数が減る、いなくなる
- 大きくならずやせ細っており、泳ぎに元気がない
といったことだと感じます。
これは結局、「生まれたてのメダカの針子※」という生き物が、自然界での生存競争ではとってもとっても弱い存在だということに他なりません。メダカが毎日のようにブリブリ卵を生むのは、生き残る確率がとっても小さいからなんですよね。
※まつ毛よりも細くて小さい、生まれたてのメダカ稚魚をこう呼びます。
メダカ飼育とは、その確率を人為的に大きく高めてやることです。
それでも弱い弱い針子。死因は大きく3つあると考えています。
- 餓死
- 捕食(親メダカや、先に大きくなった稚魚による共食い。ヤゴ、ボウフラなどの天敵)
- ストレス(水流や過密飼育での疲労、生物濾過不足の水質悪化、水温の大幅な変化)
2については、処置や対策をしっかり行えば、おおかた対応できます。3については、それぞれのご家庭での飼育スペースや日照、水道の場所など環境に左右されるので、ご自分の飼育スタイルにあった方法を探ってゆくしかないでしょう。
よって、すぐに対処できるのに意外と盲点であり、実は最も多い死因と考えられているのが、1の餓死なんです。
効果:高タンパク・高脂肪の増体効果は謳い文句どおり!
この餌は「稚魚用初期飼料」という、目的に特化したものです。当然、超微顆粒なので、そのままで十分細かいのですが、針子に与える場合は指先でひとコスリしてパウダー状にして与えるようにしています。稚魚サイズならそのままでもパクパク食べますが、針子の口は相当小さいので、粉末にしてやる必要があると思います。柔らかいので、乳鉢ですり潰すなどは不要です。
針子から1cmくらいの稚魚サイズになるまで、いかに早く、大きく太れるかが勝負。その点からも、いろいろ試した末に、この餌が最も効果を発揮しています♪ プロのメダカブリーダーさんや金魚の養殖でも使われている餌みたいです。
効率:ブラインシュリンプを沸かすのはとっても面倒
パッケージの裏面に、こう記載されています。
ハイ-グロウ100gはブラインシュリンプ300gに相当します
この言葉はけっこう効きますw なぜなら、ブラインシュリンプを毎日沸かすのはとっても面倒!例えば僕の場合、平日は朝の10分間しか餌やりの時間がなく、手間のかかるブラインシュリンプなんて到底できません。毎日の仕事と同様に、忙しい平日のルーティーンにメダカの餌やりを組み込む場合、人工餌の一択なのです。僕と同じような事情の方が、むしろ大半なのではないでしょうか?
使い勝手:コスパ悪くないし、へんな臭いとかもない
100gってイメージできますでしょうか?パッと見のボリュームはありませんが、稚魚に与える餌ですので、割と長持ちします。ただし我が家の場合はメダカ容器が数十個あるので、割と消費が早くてリピート買いしてますw
「ゾウリムシの培養」という手段があり、「エビオス錠とペットボトルを使って」うんぬんとう方法が他のブログ等で公開されているかと思います。ただし、独特の臭いが発生するため、家族や近隣への影響を考慮して使っておりません。
手間やデメリットのある方法を選択できる方はそれもよし。そうでない場合は、効果・効率・使い勝手のバランスに優れたこの餌を、ぜひオススメします♪
ただし、メダカ飼育は環境構築・維持がもっとも肝要!日照を確保してグリーンウォーターやミジンコなどの微生物をうまく活用して、立派な体躯のメダカに育ちますよう、一緒にメダ活に励んでゆきましょう!
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