中国と日本、シェアサイクルの普及であなたが心掛けるべきこととは

旅先で借りたレンタサイクルにまたがって、初めての土地を旅情たっぷりポタリング。金沢へ家族旅行に行ったときの思い出…。
はじめましての方もまた来てくれた方もようこそ!けちろうです♪

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つぎはメルカリ!シェアサイクルのサービス勃興期

2月13日、フリマアプリ事業で有名なメルカリが、シェアサイクル事業の開始を発表しましたね。メルカリ公式サイトでは以下のようにプレスリリースが掲載されています。

■メルチャリ サービス概要
「メルチャリ」は個人(お客さま)と地域が参加型で運営を行う、新しいスタイルのシェアサイクルサービスです。専用のスマートフォンアプリから、自転車のレンタルから返却までかんたんに行うことができます。「メルチャリ」のポート(駐輪場)は、地域の民間企業に加えて個人宅・店舗の軒先など、地域の皆さまがお持ちのスペースを大小問わず提供いただくことで、街により多くのポートを設置し、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ自転車を利用できる体験の提供を目指します。

メルカリ公式サイト プレスリリースより引用

メルカリIDと連携し、手軽さ・使い勝手の良さが特長です。例えば、自転車の検索~利用予約~解錠まで、一連の手続きがスマホアプリで完結します。
そのほか、「良い行い」をすればメルチャリ内で貯まるマイルや、メルカリのポイントに反映されるといったインセンティブの仕組みを導入するようです。

モラルが問われるシェアサービス。中国ではうまくいかないけど日本なら成功する…って思ったら実は逆!?

自転車に限らず、シェアリングエコノミーで先行するのが中国。僕の勝手なイメージでは、モラルやマナーが問われるこの手のサービスは、うまくいかないんじゃないかと思ってました。

ところが、今回のメルチャリの発表に興味を持って調べていくうちに、実は中国では政府指導の下で「信用情報の大統一」を目指しながら、アメとムチをうまく使って「先進的ディストピア・システム」を磨き上げようとしていると報じている記事を見つけました。
そうしたシステムがない、例えば香港や、例えば日本のほうが失敗するんじゃないかと。

参考サイト→ニューズウィーク日本版『中国シェア自転車「悪名高きマナー問題」が消えた理由』

まだまだこれから発展・進化してゆくサービスであり、諸々の問題を含みながら、本当に便利で人々の生活に必要なものであれば、ブラッシュアップをしながらきっと定着してゆくでしょう。日本においても、そう願いたいものですね。

ひとりの自転車乗りとして思うこと、願うこと

日本の道路事情や歴史的な背景から、どうしても「車 vs 自転車」「歩行者 vs 自転車」という論調があることは事実。だからこそ、自転車を愛するひとりのローディーとしては、限られた道路という公共の場所をお互いが気持ちよく使うため、マナーの良い走行を心がけています。

一方で、(これは僕の勝手なイメージかもしれませんが)以下のような方たちが目に余るひどい走行をしているのを良く見かけたり、見たことがあります。

  • スポーツバイクの学生(クロス、もしくはロードのルック車)→ノーヘル、夜間の無灯火、スマホや音楽プレイヤー等のながら運転(死ぬほど危ない、というか死ぬよ本当に
  • シェアサイクルのおっさん→雨天の歩道をハイスピードで疾走、タイヤが滑って大転倒
  • 電動自転車のママさん→お子さん乗せたまま、車と一緒に滑らかに交差点右折。「2段階右折って?なにそれおいしーの?」
  • 年季物シティサイクルのおばちゃん→歩道から完全ノールックで車道へカットイン!

挙げたらきりがありませんが、自転車後進国・日本って本当だなぁといつも思います。シティサイクルのタイヤはたいてい空気圧不足だし、チェーンはほぼ錆びている。

なので、自分に絡む範囲で危険な走行をしている者に出くわした時は、できる限りその場で注意するようにしています。
まず、車道を逆走してくる者(これはほんとうにダメ!)。「自転車は左だよ、左!」と声を出して伝えます。あとは、狭いサイクリングロードでふらふらと蛇行しながらおふざけ運転をしていた中学生ぽい男子2人。何人もの歩行者を避けさせて、ついには対向からのローディーとぶつかりそうになったのを見て、後ろから大声で怒鳴りつけ注意しました。

自転車は危ない?

違います。自転車を雑に扱い、安全に対して無頓着に乗る者たちのマインドが危ないんです。
だから少なくとも、僕はそれをスルーしちゃうのではなく、声を上げます。
嫌なんですよ、自転車を主語にしてディスられるのが。

今回参入を表明したメルチャリは、中国の信用システムには遠く及ばないのでしょうが、少なくともインセンティブを使って、ユーザーの質を高めることにトライします。うまくいくとよいですね…。さもないと、経済で追い抜かれて、マナーでも追い抜かれて、なんてことも?

すぐそこに迫っている2020年に向けて、大挙する外国人旅行者に、これぞ日本という姿をぜひ、見せられるようにしたいですね!

 

余談ですが、冒頭の写真は『金沢レンタサイクル「まちのり」』で、金沢駅から市内をポタポタ散策したときのものです。兼六園とか西茶屋街とか忍者寺とかをまわって楽しみました。スモールシティである金沢によくマッチしたサービスで、つくづく自転車と旅って合うなぁと思った次第です。

…って昨夏以来、久々にサイトを開いてみたら!
このところの日本海側の大雪で、サービス当面休止とのこと。一日も早い復旧を願います。

 

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