【被害報告】メダカ被害の犯人はアライグマ!

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ワースト1は…アライグマ!メダカ飼育者にとって最凶の刺客

けちろう

アライグマって、一般的には可愛らしいイメージでしょう?動物園で人気のレッサーパンダに似ているし。

可愛らしいアライグマのイラスト
たいよう

こんな愛されキャライメージ。

けちろう

いやいや、ちょっと待って!それは大きな勘違いなのですよ。

【体験談】改良メダカ愛好家にとって死活問題!被害の実態

水辺でエサを探すアライグマたち

今、日本全国で増え続けている特定外来生物のアライグマ。農業や家庭菜園、メダカ飼育での甚大な被害があちこちで聞こえるようになって久しいです。

アライグマを主人公としたアニメの影響を受けて、カナダからペットとして日本に持ち込まれたアライグマ。しかし、気性が荒く扱いづらいため、飼いきれなくなり野に放ったものが野生化したり、器用さとパワーで脱走したりして、1980年代以降、全国的に繁殖・増加していったそうです。

アライグマの天敵はオオカミや大型の鷲だとか。今の日本には、そんな天敵いませんよね?

つまり、昨今のアライグマによる甚大な被害の数々は、完全なる人災です。

2011年3月に、環境省が「アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方)」を発表し、「究極的には日本の国土からの完全排除を目標として計画的に防除を進めることを基本とします。」とまでの記載があります。にもかかわらず、十数年の歳月を経て、被害は拡大する一方なのです。

参考:環境省ホームページ|アライグマ防除の手引き

特定外来生物とはいえ、動物はただ生きるために必死なだけです。

と、頭ではわかっているつもりが…さすがにこれだけ被害に遭い続けると看過できません!

  • 2018年11月 最初の襲撃。卵から長年育てていたフナ2匹を食いちぎられる
  • 2019年4月 二度目の襲撃。物理的破壊の数々
  • 2019年4月 中三日で三度目の襲撃 ←ココまではカラスが犯人と思ってた
  • 2024年6月 超久々の襲撃
たいよう

僕がひょうたん池で育っていたら、真っ先に鋭い爪と牙で捕まって食べられてたってことか…

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直近の被害報告~2024年6月

前回、大規模な被害に遭ったのが約5年前。犯人がカラスではなくアライグマだと確信したのは2~3年前くらいでしょうか。ネット上のブログ記事やYouTube動画などで被害報告が散見されるようになり、数々の対策を施してきました。

たいよう

それでも…襲撃を防げなかったんだね。

けちろう

決して油断していたわけじゃなく、やつらの能力を甘く見てたってこと!

具体的な対策は以下のものでした。

  • 動物が嫌う音波を発するセンサー式装置(ソーラーバッテリー)
  • LEDセンサーライト×6個(ソーラーバッテリー)
  • 各メダカ容器にワイヤーフレーム蓋+2L水入りペットボトルの重石

特にLEDセンサーライトは、動くものに反応して非常に明るく照らすため、さすがに野生動物ならビックリして逃げるだろうと、あちこちに設置しました。

実は被害を受けなかった5年の間にも、容器の淵に不可解な水藻や水草がくっついていることが何度かあり、これは未遂だったんだと対策の効果を感じていたのです。

実際には、それでは不十分でした。アライグマは、照明や音波に慣れるとお構いなしにエサを漁るようになります!力がめっぽう強いので、2Lのペットボトルを何本も乗せたところで、簡単に手で払い落とします

メダカ容器がアライグマに荒らされた後 その1

キングタライ容器が荒らされた様子。濃いグリーンウォーターのため、メダカたちへの被害状況は不明。

メダカ容器ごとひっくり返された様子

蓋をどかしてメダカを捕食するだけでなく、小さいものは容器ごとひっくり返されていたものが3つ。もちろん、その容器のメダカたちは全滅…。

発泡スチロール製のメダカ容器は爪か牙で破壊されていた

発泡スチロール容器は、爪か牙で破壊された跡が!

アライグマは、本当にやっかいなことに綺麗な目立つメダカを重点的に捕食するようです。大切なメダカほど、守りを固めておかないと狙われてしまいますよ!

【対応策】物理防御と罠の設置

現在は、物理的な防衛策を進めつつ、自治体に相談して専門ベンダーから罠を借りて、3週間設置しました。夏場ということもあり捕獲はできなかったのですが、秋~春先はエサを求めて再襲来があると踏んでいます。自治体によって対処法が異なると思いますが、次の手段として捕獲許可を得たうえで自前の罠活を始めましょうかね!

アライグマ捕獲用罠
罠エサは、メロンパンとキャラメルコーンを使用

僕のように本気モードに突入されたメダカ愛好家の方へ

まずは市役所などに連絡して、アライグマ被害の相談をするようにしてください。自治体によって対応が様々ですが僕の場合は、紹介された専門ベンダーの方とコンタクトをとり、日程調整のうえ自宅に罠を設置してもらいました。有効なエサや捕獲時の注意事項など、プロの指南を受けるのがよいかと。

アライグマは大型の個体もいるので、奥行きは60㎝以上あるタイプの罠がベター。フック式と踏み込み式があり、捕獲率が高いフック式をお薦めします。

【まとめ】敵を知り、対策を施す

水辺の生き物を襲うのは、その名のとおりアライグマの得意領域なんですね。よく考えればわかることでした。カラスやサギもメダカ飼育には厄介ですが、アライグマの能力は群を抜いています。害獣専門ベンダーの方曰く、タヌキやハクビシン、ネコは水の中の生き物をあまり獲らないそうです。

メダカ容器など、飼育環境への物理対策は進行中なので、当ブログでまたご紹介したいと思います。

たいよう

効果があるかどうかは、また襲撃を受ければわかるよね~(軽口)

けちろう

そうだね、ではたいようくん。屋外容器でおとり捜査なんでどう?

たいよう

うわなんてことくぁwせdrftgyふじこlp

たむろするアライグマたち

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